MacBook Air (13-inchi, Mid 2011)でも使える、Dell U4320Q 42.5インチワイドモニター

ここ数年で購入したIT機器の中では一番インパクトのある買い物でした。サイズ的にもw。通常販売価格は96,980円(税抜き・送料込み)で少しお高いです。15%OFFの時に購入したので82,433(税抜き・送料込み)、税込で90,676円でした。

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このモニターを、仕事ではMacBook Air (13-inch, Early 2015)、私用ではMacBook Air (13-inchi, Mid 2011)に接続して使っています。いずれも、Mini Displayport to Displayport ケーブルでつなでいます。 

 

Early 2015では4K 60Hzで接続することができます。Mid 2011は4K 30Hzになります。「30Hzだとマウスカーソルなどがついてこなくて実用的でない」という風な記事を良く見かけますが、実際使ってみた感じだと全然そんな感じはなく、普通に使えます。よくよく見ると少し応答が遅いのかも知れませんが、30Hzで不便に感じたことはありません。動画も問題なく再生できます。

 

MacBook Air 13-inch, Mid 2011(メモリは4GBのモデル)は購入してもう10年。今年中には11年目に突入しますが、まだまだ現役です。4Kモニターをつなぐことで、えらい立派になりました。まだ数年は使えそうな勢いです。こうして見ると、ここ10年ほとんどPCが進化していないことに気付かされます。

 

実は、昨年はM1 Macの発表当日の深夜に眠い目をこすりながらM1 MacBook Airをポチったのですが、数日後に外部モニターが1台のみという制約に気付いたり、そもそもノートPCである必要はあるのか?、M1 Mac miniでもいいのではないか?など、いったん冷静になってキャンセルしました。ちなみに、その地点ではApple Storeからはキャンセルできませんでしたが、電話するとすんなりキャンセルできました。まあ、Apple Storeは届いて開封後でも返品できるくらいですから。

 

iPadSurface Proなどいずれも初代に手を出して、最初の1年の満足度の高さは分かっているものの、一方でMid 2011のMacBook Airでも、普段のネット閲覧程度では十分快適というのもありました。さすがに最近Zoomは少し重くて、バーチャル背景も重すぎて実用的ではありませんが。M1 Macにすればそこは快適になると思います。

 

最初届いて設置して使い始めた印象は、「やっちまった。やっぱりちょっとデカ過ぎた」でした。でもその印象は2、3日後には無くなりました。今では、理想的にはもう少し大きいディスプレイの方が良いと感じます。Zoomでモブしたり、色々なウィンドウを並べていると、4Kだと少し足りない(特に横が)と感じることがあります。5K(5120x2880)で50インチ以上、理想的なディスプレイの最低ラインかも知れません。

 

それで、何が便利かというと、やはり大きさです。それまでは、Dell U2415(1920x1200)を横に2枚並べて使っていました。42.5インチになるとさすがにウィンドウをフルサイズで使うことはほとんど無くなりますが、それでも1920x1200のような小さなサイズでブラウザなどを開くことはありません。高さを目一杯に開いたり、1800ピクセルくらいで開いたり。今まで、高さが足りていなかったのだということを実感します。

 

Amazonでショッピングするときとかでも、ページの情報量が増え、縦スクロールが減って、快適です。Visual StudioIntelliJで開発するときも縦横を増やすとかなり快適です。この快適感は4Kの31.5インチでも感じられるかも知れませんが、大は小をかねるです。余ったスペースにSlackやZoomを配置できます。つなぎ目なく大きなスペースを使えることがストレスを軽減します。動画も42.5インチだと素直に迫力があって良いです。

 

ただ、この広大な4K 42.5インチでも足りないと感じることもあって、実際にはDell U2415を1台残して横に並べて2画面で使っています。この辺りが、5Kの50インチくらいが理想の最低ラインと感じる所以です。

 

Dell U2415はDisplayLink系のUSBアダプタで接続しています。こちらは、Mid 2011でも使えるもののAirPlay経由しか接続できなくて負荷もかかるので、仕事で使っているEarly 2015(メモリは8GBのモデル)でのみ使っています。DisplayLinkはM1 Macでも動作するようですが、やはり負荷は少しかかるのであまり気持ち良いものではありません。システム上無理なマシンで、どうしてもつなぎたい場合の最終手段です。

 

U4320Qのドットピッチは0.2451mmで、これまで使っていたU2415の0.27mmより小さく、購入前には心配でした。I-O DATAの49インチなど他社の49インチクラスも検討しました。ただハーフグレアだったり、多少安いのですが、ここは仕事道具なので値段はある程度までは妥協しないことにしました。コロナが収束しても在宅は続けそうですし。それでも最後までドットピッチは心配でした。

 

実際に使ってみると、Macで使っている分には100%表示でも文字が小さいと感じることはありません。Windowsも、仕事で主にリモートデスクトップ経由で使用している分には、全画面にすることが無いからなのか100%でも小さいと感じることはほぼ無いです。普段はあまり使わないのですが、Surface ProやThinkBookを直接つないだ場合はOSが全画面になるので、125%くらいにした方がスタートメニューなどが使いやすい気もします。が、100%でも全然小さすぎて見えないなんてことはありません。

 

100%とか125%とかが気になるのはOSの部分だけです。ブラウザはそもそもフォントサイズはサイトによってまちまちなので、読みにくいと思ったらCommand(WindowsならCtrl)と+-で調整すれば良いだけです。しかも、ブラウザは100%、110%、125%と割と細かく拡大縮小できます。

 

ちょっと長くなってきたので、高さ調整や端子などについて後日レポートします。まとめると、Dell U4320Qはおすすめです。10万使えるならまずこいつです。QOLが上がります。M1 Macは次のProが出てから考えても遅くありません。個人的にはminiの第2世代に期待です。